亜麻ってなんですか?

中央アジア原産の植物で、アマ属アマ科の一年草。
初夏には薄紫色の花が咲きます。


 亜麻の花の見頃はいつですか?

一年草の開花期間はおよそ1カ月間(7月頃)。
盛花期は2週間ほどです。
夜明けに咲き始め、昼には散ってしまいます。
曇りの日には昼過ぎまで咲くこともあります。


 どんな場所で栽培されているのですか?

一年草亜麻は当別町内に点在する畑で栽培しています。
宿根草亜麻は「亜麻のふるさと当別ダム」下流広場や、道路脇の植栽ゾーンでも見ることができます。ぜひ探して見つけてみてください。
なお世界における産業用亜麻は比較的寒い地方で栽培されます。
亜寒帯の北米、EU、ロシア、中国が多いです。日本では北海道が栽培適地です。


 どんな場所で栽培されているのですか?

一年草は、一年で枯れて終わるもので、油糧用の品種と繊維用の品種があります。油糧用の品種は、効率良く亜麻仁油がたくさん採れるように改良されたものです。先端がたくさん枝分かれし、実(花)の数が多く、実も大きいのが特長です。繊維用の品種は、長い一本物の繊維が採れるように品種改良されたものです。枝分かれが少なく、背丈が高いのが特徴です。
宿根草は観賞用となります。冬季(寒冷地)に地上部だけが枯れますが、根は休眠、翌春に芽が出てきます。このサイクルを繰り返し、数年は花を楽しむことができます。


 亜麻の誕生花はいつですか?

6月3日の誕生花が、あま(亜麻)です。

花言葉は「あなたの親切に感謝します」。


 宿根草の亜麻はどうやって育てるのですか?

小さなポットなどで、発芽させて10cmくらいに育ったら地植えしてください。
発芽にある程度温度が必要なので、北海道ですと、春先に室内で発芽させて、雪が解けたら地植えすることをおすすめします。
初年度には花は咲かないかもしれませんが、冬を越すと春に芽が出てきます。


 亜麻は何に使われるのですか?

亜麻の実(種子)には油が約40%含まれており、搾った油を亜麻仁油と呼びます。
亜麻仁油には保健機能の高いオメガ3系脂肪酸である、αリノレン酸が豊富に含まれていて、そのまま食べたり、サプリメントなどに使われます。
工業用の亜麻仁油は、床材のリノリウムや、塗料、油絵の溶剤などに使われます。
亜麻繊維(リネン)は天然繊維の中で最も強く、耐腐食や通気性に富み、風合いは綿のようにしなやかで上品な光沢があります。

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